猫、急性肝炎と戦う③

ちゃかさん vs 急性肝炎の続き。

前回までのお話はこちら▼

mizomizo-28.hatenablog.com

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10日目:2021/10/13
▽10/11の写真

この時点でかなり顔つきが良くなってきている。

 

ステロイドを投薬し始めて3日が経ったので、経過観察のため血液検査に。

▽2021/10/6(最初の採血結果)※参考

▽2021/10/13(今回の採血結果)

結果としては、最初の検査に比べると大幅に改善!!!!

基準値と比較するとまだまだ高いが、経過としては順調。ビリルビンがガクンと下がったのが良かった。この日からステロイドの量を徐々に減らして様子見に。

注意事項として、容体が良くなっても4日後に血栓で亡くなるケースがあったり、数値が下がらない場合は慢性肝炎になっている可能性もあったりするようなので、引き続き健康状態は注視していく必要がある。

この一週間で体重がかなり減っていたのだが、この頃には元の体重まで戻りつつあった。今後は週1回の血液検査で経過観察しながら、ステロイドの量を減らしていく。

※投薬用量:ステロイド⇒夜1.5錠(※夜の方が良く効くとのこと)/利胆剤⇒朝夜1錠ずつ

 

17日目:2021/10/20
週1の血液検査の日。猫は概ね元気そうだが、ドキドキしながら結果を待つ。
▽2021/10/13(前回の採血結果)

▽2021/10/20(今回の採血結果)

幸いなことに肝臓に関する数値はほぼ正常値まで改善
しかし、その代わりに血中蛋白の数値が基準値を超える結果となる…なぜ…。
 
ステロイドの副作用で数値が上昇する猫もいるらしい。とはいえ、詳しい項目の確認が必要なので、1週間後に絶食した状態で再度血液検査を行うこととなった。
蛋白の成分であるアルブミングロブリンの項目を検査して、どちらかが高い場合(どちらが高いとダメだったのか曖昧なので、詳しくはかかりつけ医に…)はFIP悪性リンパ腫の可能性もあると説明があり、震える。絶対下がって欲しい。
 
肝臓の数値が安定してもステロイドの副作用で一波乱…。勘弁してくれ~。

 

ちゃかさんは採血が大嫌いなので、その時だけ小さい虎になる。
私が顔周りを保定したところを本気でブツリといかれて流血。ズキズキ。
嫌なことを何度もやらせてしまって申し訳ないが、初めて本気噛みされてちょっと嬉しい飼い主なのだった。
 
24日目:2021/10/27
絶食状態で週1の血液検査へ行く。
この日は、肝臓の数値と前回上昇していた血中蛋白と中性脂肪の数値をチェックする。
▽2021/10/27(今回の採血結果)

肝臓の数値は全て正常値の範囲内に収まる…!嬉!!
血中蛋白についてもステロイドの減薬の効果からか数値が改善しており、結果としても問題だったFIP・リンパ腫疑惑は解消された。
 
が、一方で中性脂肪が空腹時にも関わらず高い結果に…なぜ…。次から次へと…。
中性脂肪が高い=高脂血症の傾向があるとのこと。ただ、猫の場合は中性脂肪が高くてもあまり身体に害はないらしく、今後よほど上昇した時にだけお薬を飲ませればOKと。(犬だと影響があるらしい)大事にはならないようなのでや~っとホッと一安心…。
 
今後はステロイドを1週間に1度のペースで減薬して、1ヶ月後に血液検査で問題なければ投薬終了となる。
※2021/11/20に無事投薬終了し、断薬時には中性脂肪の数値も落ち着いた。
 
本当に長い長い1ヶ月間だった。
猫の体調不良をきっかけに人間側も心労で体調を崩してしまったので、猫の健康は人間の健康でもあること、そして猫の健康 is Pricelessであることを身を以て実感…。人間・ペットちゃん共々、毎年の健康診断はきちんと行きましょう……私からのお願い…。
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次回は分かりやすいように、この大病で学んだこと・治療費・血液検査の推移をまとめておきたい。(元気があれば)
続く…!