2024スキンケア改新:パック編

▼前回

mizomizo-28.hatenablog.com

 

今回はフェイスパックについて考える。

スキンケアの中でも一番肌に乗せる時間が長い故に影響を受けやすい可能性が高いので、成分を軸に慎重に選択していきたい。

 

過去に何度かパックを試したことはあり、毎日していると保湿の面では大いに効果があったように思う。しかし、数日経つとなぜだかニキビが増え始める…ということが続き、しばらくの間はパック自体を断念していた。

 

ニキビパニックを避けてどうにか導入できないもんか~ということで、今回は

ニキビ予防に適した商品を選別していく。

 

そもそもニキビはなぜできる?

面皰の形成はにきび発生に重要であるが、その主要因として毛包管の異常角化、皮脂分泌の亢進、皮脂成分の変化、毛包管の細菌叢があげられる.毛包管の異常角化については不明な点はあるが、性ホルモン、皮脂成分(遊離脂肪酸など)による化学的な刺激、毛髪や手指による機械的な刺激などが考えられている.皮脂分泌の亢進にはホルモンが深くかかわっており、ことに皮脂腺の増殖と皮脂分泌を増加させる作用をもつ男性ホルモンが大きな影響をもっている.皮脂成分のうち中性脂肪であるトリグリセリドは、皮膚常在菌通性嫌気性桿菌の一種であるアクネ菌(Propionibacterium acnes)の産生するリパーゼによって分解される.その結果、発生した脂肪酸のうちある種の脂肪酸(パルミチン酸、オレイン酸など)は、毛包角化作用や起炎作用をもつといわれている.皮脂量の増加とともにアクネ菌は、自身の栄養とするためリパーゼでトリグリセリドを分解しつつ増殖し、さらに炎症の発生にかかわる成分も分泌する.これが、にきびの発生から悪化していく経過である.

化粧品用語集 | ライブラリー | 日本化粧品技術者会 SCCJ

上記を自分なりに解釈したニキビの原因はこちら。

 

原因

①皮脂量の増加

・要因:男性ホルモン、脂質の多い食べ物

アクネ菌が皮脂に含まれる中性脂肪成分を栄養として分解して、脂肪酸を生成する。

②毛穴の異常ターンオーバー

・要因:ホルモンバランス、脂肪酸の刺激、外部からの刺激

アクネ菌が皮脂を分解した時に発生する脂肪酸(パルミチン酸・オレイン酸など)が刺激になり毛穴の表皮細胞が炎症。この炎症により毛穴周りの角質が厚くなった結果、毛穴詰まりが発生する。

※参考:毛穴の開きの原因と対策について | ビューティ・コラム|青山・表参道にある青山ヒフ科クリニック

③皮脂の成分変化・毛穴の細菌バランスなど

 

要するに、

皮脂増える→アクネ菌増える→脂肪酸生成する→脂肪酸が表皮細胞を刺激&炎症→表皮細胞が厚くなる→毛穴詰まる→ニキビ!!

この順番で発生するものと解釈した。皮脂はホルモンバランスに左右されやすいので、生理前なんかは特に荒れやすいのでしょうか。(もちろん他にも要因はあると思うけど)

 

対策

一旦上記を仮説として、やるべき対策を書き出してみる。

 

◯皮脂を抑える

成分:ビタミンC・グリチルレチン酸

これらは美容液を持っているのでパックには含まれない場合もよしとする。

 

アクネ菌を増やさない

成分:グリセリンが配合されていないもの

アクネ菌を増殖させる要因として、皮脂の他にグリセリンという成分が関係しているという言説がある。これはデータとしてはあるが明確に立証された訳ではない&元々肌に存在する成分なので、私個人としては少量での使用は大丈夫だと思っている。

が、実際問題、グリセリンが高配合されているパックを使うとニキビができてしまうという経緯がある。パックはお肌に乗せる時間が長いことと、他スキンケア商品でグリセリンを含む商品を検討していることもあるので、パックに関してはグリセリンフリーのもののみに絞る。

 

脂肪酸の成分を使わない

成分:オレイン酸・パルミチン酸等が含まれないもの

言わずもがな、余分な炎症の原因になる脂肪酸は乗せたくないので上記成分は除外。

 

◯毛穴を詰まらせない

・余分な皮脂を毛穴に溜めない

成分:サリチル酸・AHA・ヨクイニン 等

いずれも肌のターンオーバーを促進する成分。毛穴が厚くならないように、角質を柔らかくしていく。肌がごわつくな~コメドできてるな~という時に使用する予定だが、やりすぎると逆に刺激になるので要注意。

・抗炎症作用で毛穴を鎮静

成分:トラネキサム酸・グリチルリチン酸2K 等

表皮細胞が炎症を起こす前に、抗炎症作用成分を日常的に使用。ニキビ肌向けパックには大体すべてに含まれている様子。

・保湿で角質のターンオーバーを正常化

成分:セラミドアミノ酸ヒアルロン酸

毛穴が詰まる原因は皮脂と古い角質が混ざることにあるので、保湿することで健全な角層を育て、古い角質が残留しないようにする。

 

選ばれしパック達(すべてグリセリンフリー)

◯ピュレア(青い方)

成分:保湿抗炎抗菌

水、BGプロパンジオール、1,2-ヘキサンジオールナイアシンアミドラクトミセス培養液パンテノールツボクサエキスオウゴン根エキスティーツリーエキスグリチルリチン酸2K、α-アルブチン、トレハロースベタインアラントイン水添レシチン加水分解コラーゲンヒアルロン酸NaフィトステロールズセラミドNP、セラミドNG、セラミドAPベルガモット果実油レモン果皮油ニオイテンジクアオイ花油ユーカリ葉油ジュニペルスメキシカナ油チョウジつぼみ油アオモジ果実油メントールホホバ種子油キサンタンガムアルギニン、カルボマー、エチルヘキシルグリセリン、カプリン酸ポリグリセリル-4、EDTA-2Na

 

メモ:

✓保湿成分多め・抗菌成分・抗炎症成分も

保湿成分メインなので調子良い時の普段使いに良いかも。色々配合されてるので肌が荒れている時に集中して使うよりも、予防&普段使いに向いてる印象。そして安いから続けやすい。

ただ角質ケア系の成分が恐らく入ってない?ので、他で補填する必要あり。

ちなみに、これの黄色い方は脂肪酸(パルミチン酸)とレチノール(不安定な成分なので袋での保存はあんまり?)が入っていたのでやめました。

 

◯肌美精 CHOI!

成分:保湿抗炎抗菌・ターンオーバー

サリチル酸*、グリチルリチン酸2K*リンゴエキスヨクイニンエキス水解コンキオリン液シャクヤクエキス茶エキス-1、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、DPGBGPEG(80)パラベンフェノキシエタノールPOE・POPデシルテトラデシルエーテル、EDTA-2Na、キサンタンガムクエン酸クエン酸Na、水酸化K、水

 

✓角質ケア成分がメイン?

肌のターンオーバーを促して炎症を抑える成分がメインなので、肌のざらつきが気になる時やニキビパニックの前兆を感じた時に集中して鎮まらせるのに良さそう。ただ保湿成分がやや控えめなので、普段使いというよりも生理前などの期間限定での使用を検討。別途、保湿スキンケア商品と併用します。なにより安いのが良い。

 

◯肌美精 大人のニキビ対策

成分:保湿抗炎抗菌・ターンオーバー

L-アスコルビン酸 2-グルコシド*、グリチルリチン酸2K*、水溶性コラーゲン液-3ヒアルロン酸Na-2エイジツエキスオウゴンエキスホップエキスサンザシエキスウーロン茶エキスレモンエキス、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ビワ葉エキスヨクイニンエキスユズセラミドシャクヤクエキスBGDPGPEG(80)、水酸化K、POE硬化ヒマシ油、HEDTA・3Na液、EDTA-3Na、ラウリン酸POE(20)ソルビタン、クエン酸Naクエン酸、デヒドロジクレオソール、フェノキシエタノールパラベン、水

 

✓保湿・抗菌・抗炎症成分に加えて角質ケア成分も

角質ケアしつつ保湿・抗菌・抗炎症成分も入っているのでバランス良さそう。ただ一枚あたりの単価が他商品に比べると割高なので、普段使いには不向きかも。アスコルビン酸2-グルコシドが紫外線ケアに効くようなので、外出時間が長い時に使用予定。

肌美性は他にもグリセリンフリー×ニキビケアパックを出してるが、割高かつ成分もいまいちな感じだったので一旦こちらをスタメンにする。

 

 

 

 

こんな感じでタイミングと調子に合わせて、パックを使い分けていきたいと思います。

1ヶ月程経過したら、使用感等まとめる予定~。