自分の機嫌は自分で取っていく

ずるずると体調を崩し始めてから約1年半。

近頃は自分を労る生活を心がけている。

 

絶不調だった頃は道行く活力溢れる人達を横目で追っては、羨ましさに唇を噛みしめたり、こんなに自分をコントロールできていないのは世界で私だけなのでは?と落ち込んだり…。

特に台風到来の時期は気圧のせいか体調を崩すことが多く本当に辛かったので、夏が過ぎ去りホッとしている。

今週はカラッと晴れた日が続くようになり、メンタル・体調共にかなり安定してきた。

 

話は変わるが、秋も深まる10月中旬。

自分の誕生日を迎える2日前にひとりきりで動物園に行こうと思い立った。

今までは記念日や季節の行事等の「特別な日」とされるものにあまり頓着がなく、気付けば終わっていることがほとんどだった。

なぜか今年は自分の誕生日が尊いものに感じ、なにか特別なことをせねば…!とワクワク。

(前の職場を辞めてから自己肯定感がやたらと高まっている)

 

初めは植物園も候補に入っていたものの、やっぱり生き物が見たいよな…という気持ちが勝り、動物園に行くことに。

前日の夜は絶対に見たい動物と回る順番等をチェックしていると、遠足前の小学生みたいにテンションが上がってしまって中々寝付けなかった。

 

当日は動物園近くのお店で美味いボロネーゼを食べてから入園。

朝は曇りだったものの、すぐに快晴に。ラッキー!

案の定入園直後から迷い、想定していたコースは回れなかったが、平日でガラガラだったため、ストレスなく楽しむことができた。

心なしかニッコリとしている気がするシロクマ

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回った順番は、

パンダ(多分シャンシャン)→鳥ゾーン→ゴリラ→トラ→鳥ゾーン→シロクマ→あざらし→猿→ゾウ→パンダ(シャオシャオとレイレイ)→レッサーパンダ→フラミンゴ→ワオキツネザル→ペンギン→カバ→サイ→キリン→オカピ→小獣館(マヌルネコ等…)→ブタ→スカンク→エミュー

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ゾウとアフリカゾーンの動物達が既に屋内に移動していたのが残念だったが、丁度お食事のタイミングで貴重なもぐもぐタイムを堪能できた。特に、キリンは枯れ草と木の葉っぱを交互に味変しながら食べており、我が家の猫たちがお互いの飯を交互に食べるのを思い出した。

 

パンダを見たのは幼稚園以来だったが、東園の(多分)シャンシャンは背を向けて爆睡しており、私もこうなりて~と思いながら眺めた。眺めるといっても前進しながらだったので、じっくり観察できたわけではないが…。西園のパンダ親子は1分間隔で舎の周りを小刻みに回っていく形式だったので立ち止まってじっくり観察できた。子パンダが木の上でず~っとうなだれたり空を仰いだりしていたのが良かったです。

木のイイ感じの部分でカッコつけているちびパンダ

そして、一番衝撃的だったのは小獣館のハダカデバネズミ。多分「新世界より」に出てくる例のヤツよね…?アリの巣のような巣穴を断面から見れるように展示されていたのだが、最下層の小さな部屋にすっぽんぽんのネズミがみっちみちに集結していた。なにがこいつらをそうさせるのか…。あまりに衝撃的過ぎて家に帰って調べると、生態がめちゃくちゃ面白かった。

 

群れ(コロニー)の中に女王ネズミ働きネズミといった“階級”があり、高度な社会生活を営んでいたり、寿命が約30年と一般的なネズミに比べて長かったり、さらにがん耐性老化耐性低酸素状態への耐性があったりと、ただのネズミとは思えない、かなりすごいヤツである。

www.businessinsider.jp

 

しかも、蟻のように女王ネズミを中心としたコロニーを形成しつつ、階級制度があるので下でこき使われる働きネズミが存在するらしい。面白いのでぜひこの記事を読んで…。まさか動物園に来てハダカデバネズミに一番感銘を受けるとは…。

 

 

動物園を出て、道中にあるケーキ屋で大きいマロンタルトを買ってホクホクしつつ帰宅。

結局胃もたれしてケーキは1日で食べられなかったが…。

 

そんなわけで、人生初のひとり動物園はめちゃくちゃ楽しかった。

最高な1年になりそうだ~!また来年!!