先週の日曜日、突然ちゃかさんがハゲた。
朝はなんともなかったのだが、昼前に何気なく頭を撫でようとすると右耳の後ろ側に赤い炎症を発見…。
昨年の1月にも同じような雰囲気で背中がハゲた事があった*1ので、今回もアレルギーの類かと様子見していたのだが、日を追うごとにハゲが拡張。
発見してから2日後にはひどい赤みと腫れが出ていた。
しかし、今回はいまいち原因に心当たりがない。
別にごはんの種類も変えてないし…。本当にアレルギー由来なのか?
気になったのでとりあえず猫のハゲ画像を検索。
すると、同じような症状が出ている猫ちゃんの写真と記事を発見した。
早速読んでみると、「肥満細胞腫」というワードが目に入る。
肥満の猫ちゃんがなりやすいのかな?と思いつつ読み進めると、とんでもない一文が。
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■猫の肥満細胞腫とは
肥満細胞腫は、肥満細胞と呼ばれる細胞由来の悪性腫瘍です。
猫の場合、皮膚に発症する腫瘍として、2番目に多いことがわかっています。
内臓に発生することも多く、脾臓と消化管に生じることが一般的です。
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どうやら肥満に関係なく発症するようなのだが、これは悪性腫瘍だと言う。
しかし、肥満細胞腫の症例写真を見ると、腫瘍自体はとても小さく悪性とは到底思えないようなデキモノばかり。
「ただのニキビみたいなポッチが悪性腫瘍?!」とかなり驚いた。
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■症状
頭部や頚部などの皮膚に小さなできものがみられます。
皮膚にひとつだけできることが多いですが、複数個発生する場合もあります。
初期の段階ではかゆみ、痛みなども少ないため、腫瘍がある場所によって、発見が遅れる場合もあります。
皮膚型肥満細胞腫で特にひとつだけできている場合は外科手術をすれば経過がよいことが多いです。https://hoken.kakaku.com/pet/cat_injuries/other/himansaiboshu/
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悪性と聞くと身構えてしまうが、幸いなことに皮膚にできたタイプのほとんどは周囲を切り取りさえすれば、比較的良性に近い挙動を取る傾向があるらしい。
一通り説明を読んで少しだけ安心しつつ、獣医師に確認を取るため、ネットサーフィンも程々に動物病院に赴いた。
動物病院にかかる頃にはほとんど赤みと腫れが引いていたので、「腫瘍ではなさそうだな」と思いつつ、念には念を…。
早速診察してもらうと、案の定腫瘍ではなかったのだが、はっきりとおハゲの原因はわからず…。先生曰く、アレルギー性の可能性が高いらしい。
(ハゲ前日に客用布団を引っ張り出してきたのでハウスダストかダニかな~…。)
ステロイドが一番効き目があるらしいが、過去の経験からちゃかさんはステロイドに弱いということが予め分かっていたので、「ビクタス*2」という塗り薬を処方いただいた。
するとこれが効果てきめん。
1日1回少し塗っただけですぐに赤みが消えてさら地のハゲに。
今のところは再発や掻き壊しもなく順調に治癒しているので、ひとまずは安心かな~。
何はともあれ腫瘍ではなくて良かった…………。
猫の身に何かが起こる度にアタフタと取り乱してしまう飼い主だが、
今回の一件で、「小さなデキモノでも腫瘍の可能性がある」ということが知れたのは大きな収穫だった。
毎日これでもかというくらい触りまくっているが、今後はさらにねこの全身を触るようにして、些細な変化も見逃さないように気をつけていきたい。
なにがあってもドンッ!と構える飼い主でありたいな~。